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《家庭学習の悩み》なぜ我が子の質問には、手が焼けるのか?

我が子が質問をしてきたので、時間を掛けて1から教えてあげた。でも、上の空でほとんど聞いていない様子。そんな姿勢に、ついつい感情的になってしまった。(小5男子の父親)

子どもが分からないと言うから教えてあげたのに、「教え方が違う」「意味が分からない」と言われる始末。子どもの横柄な態度も気に障り、最後は親子ゲンカで終わった。(中2男子の母親)  

小中学生のいるご家庭では、一度や二度くらいはこんな出来事を経験しているのではないでしょうか。「いや、我が家は毎日ですよ!」なんて保護者も、少なくないような気もしますが…(笑)

これらのケースは、親子で「質問」の捉え方にズレがあることから起こります。厳密に言えば、「質問するに至った理由」と「質問で求めているもの」の認識が親子で大きく異なっているのが原因なのです。

ほんの僅かであっても、我が子の質問に嬉しさを感じない保護者はいないでしょう。ですから、我が子から質問を受けると、たいていの保護者は「ようやく勉強にもやる気スイッチが入ったか!」と勝手に思い込み、一生懸命に、そして丁寧に解き方を解説してあげます。

一方、小中学生の子どもが保護者に質問する理由の多くは、やる気スイッチが点いたからと言うよりも、「やらざるを得ないから」と表現した方が適切かもしれません。そのため、課題の期限が間近に迫ってくるにつれて、「解き方」よりも「答え」の方を先に教えて欲しいのです。

次回は、「子どもの質問にどこまで答えてあげたら良いのか、またどのように答えてあげたら良いのか」といった内容をお伝えできればと思います。

個々の生徒やご家庭に合わせたアドバイスやサポートも無料で行っていますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。要予約(《無料》学習相談 TEL 042-375-2375)