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《中1クラス》2学期は学力に差が出始める時期
中学校生活が始まったばかりの1学期(前期)は学校で習う内容も量も簡単で少ないため、学力差や遅れが出るケースはそれほど多くはありません。ですから、1学期の定期試験はそこそこ満足のいく結果が取れたことでしょう。
ですが、中1の後半に差し掛かる頃から、基礎知識の少ない生徒や理解の遅い生徒、家庭学習が足りていない生徒などが徐々に消化不良を起こし始めます。それが学力差や遅れとなり、保護者の目には定期試験の点数が少しずつ下がってきているように映ります。
50年近い指導経験から、多摩ロベルトでは中1の2学期頃から塾での自習や家庭学習の時間を徐々に増やすよう指導しています。理由は2つあります。1つ目は、中学校生活に慣れるにつれ、学習量が増えるどころか減っていく生徒の方が多いから。そして2つ目が、学習内容が難しくなれば学習時間や学習量も比例して増やす必要があるからです。
コロナ禍により、今年は中1ギャップの相談を非常に多く頂戴しています。「やりたい事」や「好きな事」に時間を多く割けた小学校時代に比べ、「やるべき事」や「嫌な事」を優先しなければいけない中学校生活に、親子して違和感やギャップを感じているようです。
自習を勧めてから数週間後、案の定、中1からは不満の声が、その保護者からは不安の声が寄せられています。しかし、1年生達には中学校生活があと2年も残っていることを考えると、嫌われ役を買ってでも生徒達に「やるべき事」を指導するのが、我々大人達の「やるべき事」だと思っています。